【くるる即興劇団】稽古(67)2018/10/02
*稽古場ブログの更新が遅れており申し訳ございません。少しずつ、ふりかえりながらになってしまいますが、更新していきたいと思っております。
さて、第7回公演後最初の稽古が10月2日におこなわれました。
くるる即興劇団は、今シーズンも新たなことにチャレンジします!
チャレンジは大きくわけて2つ。
①30~40分くらいの長めの即興劇をつくれるようになる!
②キース・ジョンストンの Impro for Storytellers の第6章を(英語で)読む!
①30~40分くらいの長めの即興劇をつくれるようになる!
くるる即興劇団は、結成3年を越え、メンバー間の関係もいいかんじにつくられてきて、
誰と舞台に立ってもヘイキで短めの即興劇(1~15分くらい?)はつくれるようになりました。
そこで、次回公演(来年3月を予定)で、長めの即興劇を上演すべく、稽古にとりくみはじめました。
めざすは、30分~40分くらいのお芝居。
近年のくるるの公演は1部と2部(各40分程度)にわかれているので、
2部を丸々つかって1つのお芝居をつくるイメージです。
今回は、物語をつないでいくウォーミングアップをやった後、
「プラットフォーム」と呼ばれる、物語のはじまりの部分をつくる練習をしました。
4人舞台に出て、お客さんからアイデア(今回は、職業か場所)をいくつかもらい、
”誰とも相談せずに”、そのなかから1つ選び、すぐに上演。
実はこの”誰とも相談せずに”ということも、くるるのメンバーにとっては初挑戦なことでもあります。
いままでは、お客さんからもらったアイデアのうち、どれをやろう、誰が何の役をやろう、・・・と決めたうえで物語を始めていました。
もちろんこの皆が相談しあう様子を客席から見るのも、かなりおもしろいパフォーマンスとして見られるのですが、
今回はあえてその相談タイムを禁止。
いくつかもらったアイデアのなかで、思いついたことのある役者が、すぐに演じ始めます。
他の役者は、それを見て、自ら「何かの役」になって関わっていったり、関わっていかなかったりします。
この「相談せずにすぐにやる」ということは、長い即興劇をつくっていくうえでも必要な要素です。
役者は、舞台の袖で、いつ自分の役がくるかわからない状態で、きた!と思ったらすぐに物語に加わっていかなければならないからです。
しばらくは、この”誰とも相談せずに”、「自ら仕掛ける」練習をしていきたいと思っています。
②キース・ジョンストンの Impro for Storytellers の第6章を(英語で)読む!
長めの即興劇をつくるというチャレンジと少し関わるのですが、
毎年恒例の「秋の読書会」で、キース・ジョンストンの Impro for Storytellers を有志で読んでいくことにしました!
第6章は、「Making Things Happen」というタイトルのもので、
「ストーリーをとめる(kill stories)」17の技法について書かれています。
残念ながら、この本はまだ日本語版が出ていません。
そのため、今回は皆で英語読解にとりくみます!
(皆には、「謎解き」「暗号解読」だと思って気楽にやりましょうと提案しました(笑))
読書会には7、8名のメンバーが参加してくれそうです。
次回以降の稽古の後の時間をつかって、技法を2つずつ実践しながら読み進めていきます。
読書会に参加していないメンバーもふくめて、本の内容をシェアしながら稽古をすすめていければと考え中です!
<稽古内容>
・イエスアンド(「○○があります」「はい、そして△△・・・」「はい、そして□□・・・」)
・プラットフォームづくり(職業、場所)