【くるる即興劇団】稽古(49)2017/12/05
今回のテーマは、
「静かなもの(人、職業、場所)」と「うるさいもの(人、職業、場所)」。
このテーマで1回試してみようと思ったきっかけは、「声の大きさ問題」。
昨今、「声をもっと大きくしたほうが良い」という意見がメンバーから出されるようになりました。
今回の「うるさいもの」「静かなもの」というのは
「声を大きく出す」ことに取り組もうとしたときのアプローチの2つではないかと思います。
「うるさいもの」、
例えばうるさい場所がテーマになったとき、大きな声を出さなければならない職業の役になったとき、
人の声は自然に大きくなるのではないか、ということ。
「静かなもの」、
声を大きく出すことが苦手であっても、そういう人だからこそ活きるテーマがあるのではないか、ということ。
今回の稽古では、そんな実験をしていきました。
いびき治療を試みたお父さんのシーン、爆笑。
暴走族に困って警察に電話するものの、1人では止め切れず諦めてしまうおまわりさん(笑)。
「展覧会」のシーンでは、静かな場所のなかで、「身体」に注目があつまります。
「森の中」。静かなところから始まるからこそ、その後に起こるドタバタな変化が生きてきます。
年末に帰省した姉妹たちのおせち料理をめぐるケンカのシーン。
「ケンカ」を舞台上でやることの難しさを実感(次回の課題へ)。
たくさんの課題がみつかりました。
課題があるということはとてもいいことだなと思います。
<稽古内容>
・体操、発声(服をテーマに)
・ブレスト(静かなもの、うるさいもの)
・フリーシーン(教会、森の中、喧嘩姉妹、暴走族、いびきのうるさいお父さん、展覧会)