八雲との出会い
2009年、大学院への進学を考えていた大学4年生の私はたまたまこんなものを目にしました。
「日本演劇学会全国大会 テーマ:演劇と共同体」
演劇と地域社会、というテーマにざっくりと関心があり、
会場大阪だし実家に帰るついでに行ってみるか!、
という軽い気持ちで立ち寄ったのでした(学会というものを知らなかった当時の私はビーチサンダルで会場に足を運びました。昔から変ってないですね^^;)。
シンポジストには、日本のいわゆる「地方」と呼ばれるところで劇場運営に携わっていらっしゃる方が数名いらっしゃっていました。
各劇場の方からいただく多くの資料の中で、衝撃を受けたのがこの写真でした。
(第3回八雲国際演劇祭運営本部『第3回八雲国際演劇祭記録誌』より)
「地域のおじさん」が海外の劇団員の方とお酒を飲んでいる写真です。
私の生まれ育ったところもかなりの田舎ですが、こんな「演劇おじさん」は見たことがありません。
島根県の小さな劇場でいったい何が起こっているんだろう??
それが八雲との出会いでした。