カテゴリー別アーカイブ: くるる即興劇団・稽古場日記

◆ 「くるる即興劇団」とは…

2015年7月7日に結成された、日本初の高齢者インプロパフォーマンス集団。
パフォーマーの年齢は、65歳から90歳!!
千葉県柏市豊四季台団地をメインフィールドに活動中!

【くるる即興劇団】稽古(52)2018/01/09:ロクディムさん

新春特別稽古その2。

日本を代表する即興パフォーマンス集団「ロクディム」の

渡猛さん、カタヨセヒロシさん、りょーちんさん、小田篤史さんにお越しいただきました。

 

くるる即興劇団のメンバーのほとんどは、

他の団体の即興演劇を観たことがありません。

そのため、「他の人たちがどんなふうにやっているのか観たい!」という声は、かなり前からありました。

そして、昨年9月、浅草東洋館でのロクディムさんのライブを有志で観劇。

ものすごい興奮のもと帰ってきたのですが、この興奮を来られなかったメンバーにも体感してほしいと思い、依頼させていただくことに。

 

前半はワークショップ。

ロクディムさんが即興芝居をするなかで大切にされていることを、

ゲームを通して学ばせていただきました。

ロクディムの皆さんもくるるメンバーと組んでくださり、

皆とても楽しそう。

そしていつもの1.5倍のエネルギー。(笑)

 

 

連想ゲーム、プレゼントゲーム、ワンワード。

くるる即興劇団の今年の課題は「遠慮を取り除く」。

シンプルなゲームのなかに、いまの私たちに必要なことが詰まっています。

 

ワタリさんが教えてくれた、

思いつかなかったら「真っ白!」

わからなくなったら「もう1回!」

「真っ白!」「もう1回!」と言える関係をつくることの大切さ。

これは「遠慮を取り除く」ともかなり関連しています。

 

後半はパフォーマンス。

メンバーのほとんどは、身体的な事情から遠出することが難しく、

わたしたちの「いつもの場所」に来てパフォーマンスを見せていただけたのは本当にうれしかったです。

お客さんからのアイデアのもらい方、舞台への立ち方、シーンのつくり方、シーン以外の時間の振る舞い方、メンバーとの関わり方、、

あらゆるところにマネしたいポイントが。

 

そして、くるるのメンバーも数名共演させていただくことができました!

 

一緒にやるときの「安心感」。

それは「相手に任せておけば(すべてやってもらえれば)大丈夫」、

ということではない、一緒につくる安心感。

 

また、「こういう風に相手の良さを引き出そうとしてるんだなー」ということも、

見ていて実感。

 

ライブ終了後には「アフタートーク」の時間もとってくださり、

いろんな質問をさせていただきました。

 

ふりかえりで、「良いシーンをつくるのではなく、良い”やりとり”をする」ということを大切にしているとりょーちんさんが教えてくれたことがとても印象に残っています。

良い”やりとり”ができる関係をこれからもつくっていきたいです。

我儘な依頼を快くお引き受けくださったワタリさん、ヒロシさん、りょーちんさん、おださん、

本当にありがとうございました!

 

〔photo by 江戸川カエル〕

★ワタリさんがこの日のことを「ワタリの雑談」に書いてくださりました!ありがとうございます!

【くるる即興劇団】稽古(51)2018/01/08:身体表現

あけましておめでとうございます。

本年もくるる即興劇団をどうぞよろしくおねがいいたします。

 

新春特別稽古その1。

舞踏家であり「仮面屋おもて」の店主でもある大川原脩平さんをお招きし、身体表現のワークショップをしていただきました。

初めて「和室」を使用しました。

前半は、基本「寝そべった状態」。すごい感じになっている(笑)

 

手、ひじ、つま先、膝・・・いろいろな身体の部位をつかって、いろいろなひとの名前を書きます。

その光景を見た「もう皆さん踊ってます」という大川原さんのひとことがとても印象に残っています。

 

「身体の可能性」ということはいろいろなところで耳にしてきましたが、

今回ほど「身体の可能性」を感じたことはないくらい感じました。

 

前半が「自分の身体」に意識を向ける時間であったのに対し、

後半は、自分の身体が、「相手」にどう見えているかを意識する時間へ。

 

マイムを教えていただき、ないものをあるように見せることを体験。

 

お互いに見あったり、

 

「本物」を確かめたり。

 

インプロでも、相手のことを「見る」ことはとても大切です。

言葉のコミュニケーションもそうですが、それ以上に相手の「身体」を見ておこなうコミュニケーションもたくさん行われています。

インプロの根本的なところに立ちかえる機会を与えていただきました。

 

「もっと動けること」に気づくこと、

「動けないこと」をおもしろがること。

 

大川原さん、朝早くからありがとうございました!

【くるる即興劇団】(外部出演)生涯学習政策フォーラム2017/12/24

12月24日、東京大学で行われた「長寿社会における生涯学習政策フォーラム2017」にて

即興劇のパフォーマンスをさせていただきました。

出演したのは、有志メンバー11名。

いただいたテーマは、「恋」と「シャンシャン」(赤ちゃんパンダ)。

合コンでいい男性をみつけられなかったなかちゃん(長野県出身)が、

客席のすてきな男性(長野県出身の若者)と結ばれるシーンがとても印象的。

あたたかなお客さんに感謝です。

 

 

なかちゃんはこの日大活躍で、「シャンシャン」役にも挑戦。笑

 

来年もいろいろなところでパフォーマンスさせていただく機会をたのしみにしています。

[ photo by 宇田川利子(くるる即興劇団メンバー)〕

【くるる即興劇団】稽古(50)2017/12/22

2017年最後の稽古は、

昨年より恒例化しつつある「紅白即興劇合戦」。

昨年は、「キス&バイオレンス」をテーマに短い作戦会議の上チームごとに披露し合う形式でしたが、

今回は、作戦会議なし!

 

そして、今回のテーマは、「ケンカ」。

最近の課題として、舞台上が穏やかに過ぎていく、という点がありました。

舞台上で「ケンカ」のシーンを見せることはとてもリスキーです。

 

そのときの「敵」になるのが「遠慮」。

 

私たちは結成して3年目、メンバー同士の関係も深まってきました。

しかし、やはり自らセリフを紡いでいく即興劇のなかでは

たとえ相手のことをよく知っていたとしても、その相手にヒドイことを言うことには抵抗があったりします。

今回の稽古では、「侮辱ゲーム」からスタート。

このゲーム自体、お互いの人間関係・信頼関係がないところで行えないほどリスキーなゲームです。

まずはグループで侮辱の言葉のブレストをし、カードに記入。

それを使って小さなシーンを見せ合いました。

 

即興劇における喧嘩のシーンは、お互いに本当に信頼しあっていないと行うことが難しいです。

相手のエネルギーを受けて、それに自分も乗っかっていく。

感情がぶつかりあうシーンを見ることは、お客さんを喜ばせます。

ヒドイことを言って笑い合える関係があるのはとても素敵なことだなと思います。

日常にはない、演劇の世界がもつ魅力の一つでもあります。

 

後半の即興劇合戦では、いろいろな「ケンカ」の場面が見られましたが、

まだまだ「遠慮」もあります。

次回公演(3月中下旬を予定)では、「遠慮」し合う関係を超えた先にあるものを見つけることを目指します。

<稽古内容>

・発声(2017年に起きた新しいこと、イライラしたこと)

・侮辱ゲーム

・紅白即興劇合戦

 

〔photo by 江戸川カエル〕

今回の稽古には、「ソロインプロ」を江戸川カエルさんもプレイヤーとして参加してくれました!

【くるる即興劇団】(外部出演)くるるセミナー公開講座2017/12/8

 

12月8日、豊四季台近隣センターで行われた「くるるセミナー公開講座」にて

くるる即興劇団の活動報告としてパフォーマンスを行いました。

 

「豊四季台くるるセミナー」には講座から生まれたいろいろな自主グループがあり、

今回の公開講座では、自主グループの活動報告の時間が設けられました。

 

即興劇の場合、口頭でいろいろ説明するよりも、実際にやったほうがわかりやすいのではないか、

という劇団員の意見をもとに、ミニパフォーマンス。

 

司会も劇団員が進めていきます。

 

お客さんよりいただいたお題は、「歳末助け合い」。

柏駅前で募金活動をする人たちのちいさな物語が生まれました。

 

写真は「おじいさん」役をするふじおさん。(笑)

(私も演出助手として袖にいたため、写真あまりとれず。。)

【くるる即興劇団】稽古(49)2017/12/05

今回のテーマは、

「静かなもの(人、職業、場所)」と「うるさいもの(人、職業、場所)」。

 

このテーマで1回試してみようと思ったきっかけは、「声の大きさ問題」。

昨今、「声をもっと大きくしたほうが良い」という意見がメンバーから出されるようになりました。

 

今回の「うるさいもの」「静かなもの」というのは

「声を大きく出す」ことに取り組もうとしたときのアプローチの2つではないかと思います。

 

「うるさいもの」、

例えばうるさい場所がテーマになったとき、大きな声を出さなければならない職業の役になったとき、

人の声は自然に大きくなるのではないか、ということ。

 

「静かなもの」、

声を大きく出すことが苦手であっても、そういう人だからこそ活きるテーマがあるのではないか、ということ。

 

今回の稽古では、そんな実験をしていきました。

 

いびき治療を試みたお父さんのシーン、爆笑。

 

暴走族に困って警察に電話するものの、1人では止め切れず諦めてしまうおまわりさん(笑)。

 

「展覧会」のシーンでは、静かな場所のなかで、「身体」に注目があつまります。

 

「森の中」。静かなところから始まるからこそ、その後に起こるドタバタな変化が生きてきます。

 

年末に帰省した姉妹たちのおせち料理をめぐるケンカのシーン。

「ケンカ」を舞台上でやることの難しさを実感(次回の課題へ)。

 

たくさんの課題がみつかりました。

課題があるということはとてもいいことだなと思います。

 

<稽古内容>

・体操、発声(服をテーマに)

・ブレスト(静かなもの、うるさいもの)

・フリーシーン(教会、森の中、喧嘩姉妹、暴走族、いびきのうるさいお父さん、展覧会)

【くるる即興劇団】稽古(48)2017/11/17

 

今回の稽古でも、前回に引き続き「質問づくり」に挑戦。

 

今回考えてみたのは、質問のタイプ。

質問には大きくわけて2つのタイプがあります。

1つ目は、事実を尋ねるもの。2つ目は、価値観を尋ねるもの。

 

どういうかたちにすれば、聞かれたお客さんが答えやすくなるか、

そして、そこから新しいアイデアが出てくるか。

そんなことを考えながら進めていきました。

 

 

そして、実際にチャレンジ。

司会者をきめて、お客さんに質問してみます。

 

お客さんから「お題」をもらったら、出演者4~5人で即興でやっていきます。

 

「天国か地獄か」。

 

「チアリーダー」。

「美容整形」。

 

いままでになかった「お題」で新しい物語がたくさんうまれました!

 

<稽古内容>

・体操

・発声(会話、チーム対抗大声合戦)

・質問づくり

・フリーシーン(老いらくの恋、老人会役員会議、美容整形、天国か地獄か、チアリーダー)

・秋の読書会『インナーテニス』第3章(有志)

【くるる即興劇団】稽古(47)2017/11/7

 

10月の2回目の稽古が台風で中止になってしまい、

久々の稽古、といった感じになりました。

 

 

引き続き今回も、「短いセリフを使う」がテーマ。

 

まずはウォーミングアップとして、日常の会話を短くしてみたり、

設定の中の役になって短く会話してみたり。

 

 

そして、お客さんからアイデアをもらう質問づくり。

 

質問に答えることよりも、質問をつくることのほうが、むずかしかったりします。

どんな質問だったら、お客さんは答えやすいか、今までに出なかったような新しいアイデアが出てくるか、

小グループでたくさん出し合いました。

 

 

そして、実際に司会者としてその質問をお客さんに投げかけてみます。

やってみるといろんなことがわかってきます。

 

 

さらに、実際に質問してお客さんにもらったアイデアをつかって、シーン。

 

 

司会者からの質問は、「昨日見た夢は何ですか?」。

ヨーちゃんは、家で寝ていたら窓からお相撲さんが入ってきてお金を盗まれた夢、を見たそうです。(笑)

その夢を実際に即興でやってみました。奇想天外。(笑)

 

 

こちらは、「何で死にましたか?」という質問から生まれたシーン。

5歳のときに交通事故で亡くなってしまい天国で暮らす女の子が、最近天国にやってきた人たちと井戸端会議をするシーン。

「死」というある意味重いテーマなのですが、ものすごく笑いにつつまれ印象的でした。

 

 

くるる即興劇団の今年12月は大忙しで、いくつかの外部イベントに出演します。

その練習でもある、今回の「質問づくり」。

引き続き練習していきたいと思っています。

 

 

終了後、『インナーテニス』の読書会も開催。

即興劇は、絵を描くことに似ているか、スポーツに似ているか、という議論がとても印象的でした。

再来週もたのしみです。

 

 

<稽古内容>

・体操

・発声(短く会話。きれいだった場所・汚かった場所、買ってよかったもの・よくなかったもの、本屋で辞書を買うシーン、ぶら下がり健康器を売るシーン)

・アイデア出し(お客さんにアイデアをもらうための質問づくり)

・フリーシーン(お客さんにアイデアをもらう練習も)

・秋の読書会『インナーテニス』2章(有志参加)

 

 

↓ おまけ写真。 ふりかえり中に撮影のカエルちゃんにちょっかいを出すおもちゃん。(笑)

【photo by 江戸川カエル】

【くるる即興劇団】『社会教育・生涯学習ハンドブック(第9版)』に掲載していただきました

 

先日、刊行された 社会教育推進全国協議会編『社会教育・生涯学習ハンドブック(第9版)』エイデル研究所、2017 に、くるる即興劇団の取り組みを掲載いただきました。

取り上げていただきました大阪教育大学の堀薫夫先生に感謝申し上げます。

くるる即興劇団は、p.638、p.641に登場しています!

【くるる即興劇団】稽古(46)2017/10/10

 

10月、11月のテーマは、「短いセリフを使う」。

最近の我々の課題は、舞台に立つと長く喋ってしまう、というところにありました。

 

 

しかし、喋れば喋るほど、

物語はどんどん複雑になっていったり、

相手のセリフを聞かずに自分のセリフを考えることに集中してしまったり、

声のエネルギーがどんどん下がってしまったり、、

など、色々なことが起こります。

 

 

この2ヶ月間をつかって、

いかに「シンプル」に物語を編んでいくことができるか、

ということに皆でチャレンジしていければと思っています。

 

ひさしぶり参加してくれたトベちゃん(左の男性)。

珍しい、「暴走族」のシーンで、積極的に効果音を生み出してくれました。

そして、暴走族リーダー。

人生でタバコを吸ったことない人がタバコを吸うポーズをするだけで

皆の関心を集めます。

 

 

こちらは、「不倫」のシーン。

男性役が得意なゆうちゃん。

はじめての、「ベッドシーン」にも挑戦。(笑)

 

こちらは、「酒場」のシーン。

「酒場」が「墓場」に聴こえておばけのポースをして皆の爆笑を誘ったあーや。

おもちゃんのバーのマスター役も、しっとりいくのかとおもいきや、

「はいいらっしゃい!」という江戸っ子的な感じで始まり、

かなりおもしろかったです。(笑)

 

キスシーンにも(再)挑戦。

次回公演で、いいタイミングがあれば、お見せできるといいなと思います。

 

 

そして、おまけ企画「秋の読書会」もスタート。

キース・ジョンストンの『インプロ』を読んだ昨年度。

今年度は、キースが良い演技の本と評したガルウェイの『インナーテニス』を読んでいきます。

 

 

『インナーテニス』は、何を隠そう、インプロの本でも演技の本でもなく、

「テニス」の本です。

では、なぜキースは、この本を良い演技の本と言ったのか。

そのあたりを皆で考えていければと思っています。

それにしても、本を持ったときの皆の表情は、大物俳優感が漂いますね。(笑)

 

〔photo by 江戸川カエル〕

 

<稽古内容>

・体操、発声(短く喋る練習)

・短いセリフでフリーシーン(ストーカー(バイト先にて)、酒場、暴走族、電車の中(新人銀行受付OLと先輩)、不倫(出張先の酒場での出会い)、恋人(喧嘩からキスで仲直り))

・秋の読書会『インナーテニス』序章、1章(有志参加)