【くるる即興劇団】稽古(50)2017/12/22

2017年最後の稽古は、

昨年より恒例化しつつある「紅白即興劇合戦」。

昨年は、「キス&バイオレンス」をテーマに短い作戦会議の上チームごとに披露し合う形式でしたが、

今回は、作戦会議なし!

 

そして、今回のテーマは、「ケンカ」。

最近の課題として、舞台上が穏やかに過ぎていく、という点がありました。

舞台上で「ケンカ」のシーンを見せることはとてもリスキーです。

 

そのときの「敵」になるのが「遠慮」。

 

私たちは結成して3年目、メンバー同士の関係も深まってきました。

しかし、やはり自らセリフを紡いでいく即興劇のなかでは

たとえ相手のことをよく知っていたとしても、その相手にヒドイことを言うことには抵抗があったりします。

今回の稽古では、「侮辱ゲーム」からスタート。

このゲーム自体、お互いの人間関係・信頼関係がないところで行えないほどリスキーなゲームです。

まずはグループで侮辱の言葉のブレストをし、カードに記入。

それを使って小さなシーンを見せ合いました。

 

即興劇における喧嘩のシーンは、お互いに本当に信頼しあっていないと行うことが難しいです。

相手のエネルギーを受けて、それに自分も乗っかっていく。

感情がぶつかりあうシーンを見ることは、お客さんを喜ばせます。

ヒドイことを言って笑い合える関係があるのはとても素敵なことだなと思います。

日常にはない、演劇の世界がもつ魅力の一つでもあります。

 

後半の即興劇合戦では、いろいろな「ケンカ」の場面が見られましたが、

まだまだ「遠慮」もあります。

次回公演(3月中下旬を予定)では、「遠慮」し合う関係を超えた先にあるものを見つけることを目指します。

<稽古内容>

・発声(2017年に起きた新しいこと、イライラしたこと)

・侮辱ゲーム

・紅白即興劇合戦

 

〔photo by 江戸川カエル〕

今回の稽古には、「ソロインプロ」を江戸川カエルさんもプレイヤーとして参加してくれました!

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