Mask!!

先日、2日間のマスク(即興仮面)ワークショップに参加してきました。

先生は、カナダのLoose Moose TheatreのSteveとKati。

Steveには4年前、10days with Keithに行ったときにもマスクを教えてもらいました。

今回、たくさん学んだことがあるのですが、

特に印象に残ったこと1つを記しておこうと思います。

それは、

マスクを使ったシーンにとって「余計なもの」とは何か、ということです。

ことばを一切使わないフルマスクのシーンでは、主に俳優の動きによって物語がつくられていきます。

しかし、動きすぎると余計な情報が増えて、

観客はそこに物語を生み出すことが難しくなります。

(ちなみに、Steveが「ハーフマスク」を「マスクの持っている物語を見つけるもの」、「フルマスク」を「観客の物語を見つけるもの」、と両者の違いを説明していたこともたいへん印象的でした。)

ここでとても難しいのが、

観客にとって何が「余計な動き」になるのかということです。

俳優が可能なかぎり自らの動きをそぎ落として舞台に立ったとしても、そこに観客は物語を生み出すことができるとはかぎりません。

つまり「余計な動きをしないこと」=「何もしないこと」でもないのです。

Steveは、動きには、感情や状態を説明する動きとそうでない動きがあることを教えてくれました。

「そうでない動き」とは、わたしたちが普段の生活の中で行っている動きのことです。

そうした日常の人間の動きはマスクにとっても「余計な動き」にはならない、

ということが今回私にとっての大きな発見でした。

これはフルマスクの世界だけでなく、マスクを着けないインプロのシーンのときも同じだなと思いました。

また、「何が余計なのか」と考えることもインプロにとっては余計なことなのかもしれません。

私のインプロの課題と大きく関わることを教えてくれたSteveとKati、今回ワークショップをコーディネートしてくれたフックさんと2日間の濃い時間を共有できた参加者の皆に感謝です。